ハルジオンが咲く頃に。【第2章まで更新中】




激しい竹刀の打ち合いだった。



速い……。




両方とも速く、上手いのだが……。





強い。



片方が明らかに強いのがわかった。





相手の隙を上手くつきながらも自分の隙は見せない。




シーーーン。






お互い間合いを取り様子を窺っている。



だが、



「メェェェンッッ!!」



パァァンッッ




勝負がついた。




やはり力の差は歴然だったようだ。