ハルジオンが咲く頃に。【第2章まで更新中】




…すごい。




中に入ると、大きな窓から外の綺麗な景色が見えた。




リビングには真っ白な机と椅子。



ソファーの前にテレビがあり、キッチンにも清潔感が漂っていた。




「こっち、那月の部屋だから」




と言われた部屋に言ってみると既に大きなベットと勉強机、小さなテーブルが用意されていた。





「わぁぁ」





自然と声が漏れていた。まさかここまでしてくれているなんて…。




その後ろで兄が苦笑いしながら、



「また一緒にお礼に行こうな」



と言った。