雨降る日

「桜木さんですね、こちらです」

そういって受付の人が案内してくれた

案内された場所、そこには、集中治療室と書かれていた

「ここです」

そういって、ついた病室はガラス張りの大きな部屋だった

そこには、朝まで元気だったお母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、私の大切な家族がいた

包帯だらけで、沢山の点滴がつけられ、いつもの皆とは違う姿

機械の音が鳴り響く部屋の中では、医者や看護師の方が忙しそうに動き回っていた


現実を受け止めることが…できなかった。


「今はまだ、治療中です。後で担当の医師から説明がありますので、暫くお待ちください。」

そういって、受付の人は、元来た道を戻っていった。

受付の人と入れ違いに中沢先生が来た

私はガラス張りの部屋の中を見つめたまま動くことも何をすることも出来なかった