雨降る日

急いで職員室を出て靴箱に向かった

友達とすれちがい声をかけられたが、今はそれに答える余裕すらない

走って走って、やっと正面玄関前に着いた、中沢先生は既に車に乗っていた


「早く乗れ」

後ろからそう言われた

振り向くと後ろには、養護教諭の羽島先生がいた

「早くしろ、俺もついていく」

怒ったようにも聞こえる焦った声
「はい」

そう言ってすぐに車に乗り込んだ


車の中は沈黙が続き病院につくまで誰も喋ろうとはしなかった