雨降る日

一瞬の出来事に、私の頭は真っ白になった

「桜木、大丈夫か?」

大丈夫なわけが無い、でもそれを口に出すことができなかった


数分間の沈黙が続いたあと


「桜木、靴を履いて正面玄関前に急いで来なさい、大丈夫だ先生が連れていってやる」

そう言ってくれたのは、担任の中沢先生
「ありがとうございます」

震える声でそう言うのがやっとだった