雨降る日

私は訳もわからず急いで帰る準備をした

荷物を持って教室を出て、階段を駆けおり職員室に向かった

その間、頭の中には?マークがずっと浮かんでいた

トントンッ。

「失礼します。」

ドアをノックし職員室の中に入ると、先生たちの視線が一気に私に刺さる

職員室には、気のせいかいつもより先生の数が多い

「桜木、こっちに来い」

そう言われ、先生の元に行くと受話器を渡された

少し戸惑いながら電話に出た

「もしもし、桜木ですが」

職員室の中を静寂が包み、私の声が響いた

「朝川病院の者ですが。冷静にお聞き下さい。」

その時点で冷静ではなかったが

「はい、わかりました」

そう答えるしかなかった

「御家族の桜木 悠子さん、篤さん、優奈さんが意識不明の重体です。今すぐ、病院に来てください。」

それだけ言われて、電話はすぐに切れた