雨降る日

警察の方が私を訪ねて来た

それは、私に現実を突きつける合図となった


「桜木 優乃さんですね?」

優しそうな男性が声をかけてきた

返事をすることができず、首を縦にふった

「警察の者ですが、お時間よろしいですか?」

そしてまた私は、首を縦にふった

「現場確認や、事件の事をお話に来ました」

私の反応を見ながらゆっくりと話を進める

「ですので、今から、事件があった桜木さんのお宅に行きます、ついてきてください」


病室の前から動きたくはなかったが、きっといつかは行かなくてはならないのなら、早めに終わらしておこうと思い、刑事さんの後ろをゆっくりとついて行った