い、言った!!言ってしまった……!!
ぎゅっと目をつぶっても、彼からは何も返ってこなくて。


……なんかもう、体感5分くらい経ってる気がする。
だめかな、、………だめだよね……。



内心ガックリしながら足元を見つめる。
あぁなんか、ちょっと泣きそう……

目の奥がツンと痛んだ、その時だった。



「それで?俺にどうして欲しいの?」



バッと勢いよく顔を上げた私。
だってその口調はまるで…



私が思っていた会長そのものだったから。