氷点下のか・い・ぶ・つ王女様
光り輝く未来
キレイだねって
そんなの言えたらすごいね!
だから
泣いててもしょうがない
悲しんでもしょうがない
落ち込んでもしょうがない
下向いてもしょうがない…

それなら…上向いてもしょうがない?

泣き止んでもしょうがない
なら泣かなきゃ良いことで

落ち込んでいなくても
陰口は変わらない

みんなが望んだのは…
可愛らしい笑顔

私も望んだ笑顔

今の世界じゃそれはない
今の国じゃこれもない
少しちょちょいと変えようか
少しぐらいは良いでしょね

大きな王国作り始め
終わった頃には夢の中

住み始めた住人も
私の陰口

うるさい聞こえないふりして
涙を流すの禁止にして
笑顔を無理やり作れって

笑えないのはどっち?

悲しんでんのどっち?

聞こえて落ち込んでんの…

「「あなたじゃないですか?」」

うるさいウルサイ五月蝿い!

何で私の陰口頃合いは…

みんな笑ってるの…?

本当はさ
知ってたよ
かってでた役なんだもの
嫌われ役なのに望み過ぎて
笑顔が崩れてく…


みんなの笑顔を望んで
自分の笑顔は望まない

いつしか私はこう呼ばれ…

氷点下の王女様

無表情で不気味…

人間枠を外れた…

か・い・ぶ・つ王女様

そんな私でも
守れる存在が
今目の前に居る…

パッと放たれ
進み混む
当たる瞬間は
エゴイズム

咲く花びらは
赤い花
キラキラ咲いて散って行く

やっと守れた命は
国民の…生…

最後ぐらいは笑ってね
安心ぐらいはさせてね…

泣かないで欲しくて…
崩れた笑顔を作り…

『泣かないでよ…
笑った笑顔が大好きだから…』


氷点下の王女様

無表情で不気味…

人間枠を外れた…

か・い・ぶ・つ王女様

去って散ってく花となる
可憐に咲いた花は…

枯れる事なく咲き続く