そんな…そんな… そんな子どもじみたことしやんでもいいじゃないですか!先輩!! 何よ。 自分って先輩がそんな風になる程のことを言ったの? 自分なんて言ったっけ。 『そう』 角野先輩のあの声のせいで、あの時の会話が全部消えた。 …駄目だ。 思い出せない。 さっきまで内心は強気でいたのに。 駄目だ。 あの人に対して悪いことを言うと罪悪感が残る。 やっぱりあの人は根っからいい人だから。 罪悪感で視界がぼやけだす。 あの人がいつも自分に見せてくれる笑顔が見られないのは、辛くて仕様がない。