「なんや、もう昔とは違うんやな、髪型」 そんなこと言われたら、尚更顔を見せたくなくなるというもの。 かつてこいつには、「牛」というあだ名をつけられ、ブスだの何だのと罵られた。 足が遅いから「牛」。 いや、牛さんに失礼だと思わないのか。謝れ、牛さんに! とりあえず醜いと思うのなら、見るな!構うな! 絶対に構ってやらない。 昔と同じ様に無視してやる。 …あれ、でもこのままじゃ昔のまま。 何も変われない。 「髪型は違うけど、面影は残っとんな。すぐわかったわ」 ああ、変わらないと。