本当にたくさんの人に見守られている、ということも、つい最近になって知った。
ただ有り難く思う。
こんな自分の成長を見守ってくれた、たくさんの人たちに対して、感謝の気持ちしかない。
森緒ちゃんの入れてくれたお茶を、もう一度飲もうとした。
でも、まだ自分には熱くて、飲めなくて。
でも、せっかく森緒ちゃんが入れてくれたものだから、最後まで飲み干して、湯呑みの底をちゃんと見たい。
森緒ちゃんは、隣から「猫舌!」と自分をからかってくる。
彼女の方から笑わせてくるから、自分もつられて笑う。
二人して、また大笑いしている。
この時間が楽しくて、嬉しくて。
くだらない見栄を張っていた、学生の頃の自分ならば、考えられなかった。
給湯室を出るとき、森緒ちゃんの顔を、改めてじっくり見てみた。



