少し遅い昼寝を始めたのは、多分、午後の5時頃から。
そして、それから目覚めたのは、6時を少しまわった頃だった。
ベッドの上で、毛布にくるまりながら、目を覚ます。
時計の針を再確認して、慌てて飛び起きた。
さすがに、これは栗山くんから連絡が来ているのではないか、と携帯を恐る恐る開いてみる。
しかし、不思議なことに、連絡は何もなかった。
少し安心し、思わず溜め息が漏れる。
きっと仕事が長引いてしまっているのだろう。
そう思い、ゆっくり立ち上がり、伸びをした。
キッチンに何気なく向かい、棚の上に置いてあるカゴの中身を漁った。
そこには、封の開いていない調味料やお菓子などを入れてある。
その中から自分が手に取ったのは、クリスマスのデザインが描かれた、プラスチックの入れ物だ。
もちろん、それは新品で、中にはたくさんのチョコレートが入っている。
よくよく考えてみれば、今日はクリスマス・イブ。
誰かにプレゼントを渡すには、ピッタリの日だ。
「栗山くんは、甘いもの嫌いじゃないかな…?」
この部屋には、誰も居ないのだから、返事か何かなどが返ってくるわけもない。
わかっていても、一人言とは出てしまうものだ。



