「華ってさー、24日は暇?失礼でごめんやけど」
「24?ごめん。夜から予定が入っとる。でも、昼間は行けるよ!夕方4時くらいまでなら」
「4時かぁ…うーん…」
「何かあるん?」
自分の返した言葉に、森緒ちゃんは少し考える仕草をした。
それから、何かをぶつぶつと呟いている。
かと思えば、持っていた紙コップをテーブルに置き、手を一度叩いた。
「わかった、おっけー!じゃあさ、あのさ、4時ギリギリまで付き合ってくれやん?」
「え、何に
「うちのダーリン、引っ張り出すの!!」
「どゆこと…っ?!」
森緒ちゃんの大きな声につられて、思わず、叫んでしまったではないか。
そもそも、まだ解決してなかったのか。
改めて、彼女を見ると、何故か胸を張る姿勢で居る。
確かに、大分前に他人事と言えど気になる、とは言ってしまったけども!心の中で。



