以前に自分が一人で居た時の昼休み、このキャラメル・ラテを飲み、とても美味しかった、とつい先ほど森緒ちゃんに話した。
すると、森緒ちゃんは『え!じゃあ、私も飲む!!』と興奮気味に言ってくれたのだ。
そして、今に至る。
「にしても、キャラメル・ラテめっちゃうまー」
「うん、うまー」
こんな和やかな時間は、なんて幸せ。
隣には、気の合う友人も居てくれる。
この上ない幸せ。
自分はあまりの心地よさを実感し、目を閉じた。
「な、な!華!」
静けさも束の間。
何かを思い出したかのように、森緒ちゃんから会話を始めた。
自分は、慌ててそちらに振り向く。



