内実コンブリオ




同じことを違う人から、文字で聞かれた。

この場合、一体どうしたらいい…?

同じ日の予定を聞かれた。

実際、悲しいことにその日の予定は、何もない。

一体、何といって断れば良いものか、それを必死に頭の中で思案した。



「あー…、えっ…と」

「何か用事があるん?それとも…先約がおる、とか?」



的の当たり、すれすれのところを突かれて、ヒヤヒヤした。

先約…ではない。

自分の中では、これは選択肢だ。

きっと以前から、自分の中で感じていた。

良い頃加減、ここらで決めなければならない。

ずっとフラフラしているから、人を傷つけてしまう。

これ以上、人を傷つけたことに対して、自分も一生後悔する。