私の日常

「サンキューな。」



「うん、」



ご飯を食べて、寝て目が覚めると、制服を着た絢音がいて、それがなぜか普通の生活に見えた。



「あ、仁坂おはよう、」



「はよ。」



今日から絢音と同じクラスになって、帰る方向も一緒で、なにかとついてる。凛飛がどんな風か見てみたいしな。



「仁坂?なにやってんの?早く行こうよ。」



「あ、うん、」



鞄をもってローファーに履き替えて外へ出た。



「今日暑くない?」



「暑すぎ。昨日より暑い。ありえない。」



「あ、仁坂。凛飛のこと知らないふりしてよ?思い出しちゃうと困るからね。」



「それはわかってるよ。ま、大丈夫。席も隣にしてもらうから。」



「はぁ、そ。頑張って。」



「うん、」



絢音は友達といても、席が隣なら近くにいれるかなって思った。



「仁坂。男子さ、仁坂と同じタイプの子がいんの。紹介してあげる。」



「なにその。女子が俺のこと好きみたいだから紹介してあげる的な言い方。」



「アハハ。確かに。言えてる。」



そんなことを話してるうちに高校についた。



「あ、クラスのことだけど、もう変わったから普通にそのまま言っていいよって。いってた。」



「わかった。」



話が早いな。



「おー。仁坂じゃん。おはよう、絢音も。」



「あ、亜理おはよ、」



「おはよ、」



「絢おはよ、」



「ん。諒おはよ。」



「絢音~!おはよ~!」



「おはよ、茜。」



そうやって、おはよのついでに。名前を呼ぶのも絢音のいいところだ。



相手のことわかってることがわかる。



「クラスついたじゃん。」



「みんなおはよ、」



「あ、絢音おはよ!」



「あ、絢音だ!おはよ~!」



「絢おはよ!」



クラスに人気者の絢音。



もちろん男女ともにだ。



「お、絢音今登校か。おはよ!」



話してることや、なにかをやってるときの手を止めてまで挨拶するみんなや、絢音を男女ともに下の名前で呼ぶ辺り絢音のことが大好きなようだ。



「あ、私のとなりにいるのが、仁坂 皐。友達になったら、休み時間、又は授業中にでも近くの人は話しかけてあげて、」



「なんで?」



「こう見えても。意外と寂しがり屋だからね。」



絢音に言われるとなんか恥ずかしい。



「+照れ屋。ま、警戒心は強いけど、警戒心が解けたらものすごいなついてくるから構ってあげて。」



「そうなんだ。なんか、可愛いね。」



可愛い!?男相手になに言ってんだよ。



「もう、みながそんなこと言うから仁坂が拗ねちゃったじゃん。」



「…あ、ホントだ。よく気づいたね。」



「まぁ、ね。」



そんなことを話していると、



「はよー。みんな集まってなにやってんの?」



そういいながら、凛飛がこっちに向かって歩いてきた。



でも、オレに視線を向けて



「……お前だれ?」



「…オレ?オレはね「仁坂 皐だよ~。よろしくしてあげて。」おい、絢音。何勝手に言ってんだよ。」



「別にいいでしょ。どうせ自己紹介するんだから。」



そうだけどさ、こいつはさ、



「凛飛がいるとこで言うなよ。ばれるだろ。」



「あー、ま、大丈夫でしょ。」



おいおい、軽すぎだろ。



「あ、絢音!なんで昨日、家に居なかったんだよ!?」



家?凛飛に言われてたのか。そりゃあ絢音も言わねぇよな。



「別にどこでもいいでしょ~?」



「よくねぇよ!絢音っち母さん心配してたんだぞ!」



「…それ、凛飛に関係ないよね。」



おいおい、今ここで言うのかよ。



教室の空気がわりぃぞ。



絢音が教室の真ん中で凛飛が教室のドアの所で、近いのか遠いのかよくわからないが言い合っている。



「関係あるよ。俺ら「はいはい。絢音、そんな喧嘩売んな。いいな?」おい、遮んじゃねぇよ。」



「絢音?」



「わかった。」



「絢音、ちょっと出るぞ。」



「…。」



絢音は、無言でも着いてきてくれる。



「あ、おい!絢音!」



「煩いからさ、黙っててくれない?」



「は?意味わかんねぇ。」