私の日常

こう見えても、皐は寂しがり屋。人肌を求めて、私の連絡にはいつも出てくれる。



「ただいま、絢音。部屋行こ。」



「皐!もっと、絢音と話したかったのに~!」



「早奈英ちゃん。またあとでね。今夜泊まってくから。」



「ホント?じゃあ。あとでね。」



仁坂は私の手を引いて部屋へ向かった。



「仁坂、今日泊まってってよかった?」



「うん。母さんがオッケーしたんだし。よかったよ。」



「そっか。これで、思う存分ヤれるね。」



「お前…、もっと言い方オブラートに包めよ。」



「えー。まぁいいじゃん。それよりさ、明日どっか行こうよ。学校のあとで、」



仁坂は頭に?をつけてから



「学校のあとで?」



「うん。単位ヤバイからね。」



「そっか。じゃあ、学校まで迎えに行く。」



「いいの?近いけど。」



「近いからね。」



はぁ、こうなったら仁坂はなに言っても聞かない。



「わかった。」



部屋に入って雑談をしていると、



ガチャ



「おにぃちゃん。絢音来てるの?」



仁坂の妹。那緒(なお)がいた。



「あ、那緒。お邪魔してます。」



「那緒。どうした?」



「絢音の匂いがした。」



私たちが高校2年で、那緒が高校1年だ。



那緒は、口下手だが、それを理解してくれる友達も家族もいる。因みに、高校は、私と一緒だ。私立西高校に通っている。



この県には、北高校、南高校、西高校、東高校と4つの高校が、隣にある高校学科なのだ。北高校は、生物。南高校は、服飾系。西高は、スポーツ。東高校は、理数系。と、それぞれのコースを選び、入学希望をする。また、南高は服飾専門の高校なので、男女ともに制服が豪華だ。女子は、リボンかネクタイかを自分で決められるので、制服を選び、また服飾志願者を選ぶ。



「あのなぁ、匂いがしたからって入ってくんなよ。」



「いいじゃん、」



「あ、那緒。今日泊まってくから部屋入れて、」



「いいよ。絢音なら大歓迎。」