「俺が作るの?月夢ちゃんじゃないの?」

クスクス笑っている翔君を見て 機嫌が元に戻ったみたいで安心する。

「じゃあさ、スーパーに寄って帰ろうか?
あっ月夢ちゃん、1度家に帰ってお泊まりの用意して 俺ん家に行こうよ…」

へ?何で?

「俺 今日ワイン飲みたくてさ、だけど月夢ちゃんの家で飲んだら帰れないし、明日も朝から一緒に車に乗るだろ?だから面倒だから、月夢ちゃんが家に泊まればいいだろ?」

「///翔君の家にお泊まり?」

「そっ。月夢ちゃんだから特別招待するよ///」

「///ご飯作ってくれる?」

「こいつぅ…結局俺か?ハハ…わかった、味の保証はないけど 翔シェフがご馳走を用意するよ…」

クスクス…笑っているけど、本当はドキドキが止まらない。どういう展開?私の計画は?

話は思わぬ方向に進んでいる様で ずっと顔が熱い私がいた…

翔君、私の事意識していないから、簡単に家に連れて行けるんだ…と考えるのが妥当と気付き ちょっとショックで その後は静かになってしまった…