同期のあいつと私の家族


なんとか今日中に作成しなくてはいけない資料を作り終え、定時と同時に会社を出た。

その足で蒼空を迎えに行き、2人でスーパーにむかった。


「お姉ちゃん!これほしい!」

3歳の蒼空はスーパーに入った途端お菓子コーナーにまっしぐら。

「しょうがないな。じゃ、ひとつだけね?」

「やったー!」

なんだかんだで私は蒼空に甘いと思う。

「じゃ、蒼空。お菓子も選んだし夜ごはんの材料買いに行こうね。」

「はぁい!」