「青山一花です。」
「皆、知ってる。大丈夫かよ、一花。」
「だって………何を話せば。」
蒼大が肩を抱き寄せれば、視線が突き刺さる。
「今年の秋に結婚する。」
「えっ?」
「おい、蒼大、打ち合わせしとけ。」
春馬さんの突っ込みに笑いが会議室に響く。
私の頬も更に真っ赤になっていく。
「兎に角、これからも宜しく。ほら、一花も。」
「宜しくお願いします。」
拍手が沸き起こり、下げていた頭を上げた。
渡部さんも嬉しそうに拍手をしてくれている。
「これで会議は終わる。一花、少し話がある。」
「はい。」
会議室から出ていく社員を見送る。
誰もいなくなった会議室に緊張が走る。
デジャヴのようだ。
「再会した日も私だけ残された。」
「言いたい言葉を伝えたくて残した。」
「っで?今日は?」
「一花、もう逃がさない。この先はずっと一緒だ。」
以前は悪魔の囁きのようだった。
今は最高に甘い囁き。
「蒼大、これから私だけを愛してくれる?」
「一目惚れした日からずっと………一花だけを愛してる。」
永遠の甘い囁きに変わっていた。
Fin
「皆、知ってる。大丈夫かよ、一花。」
「だって………何を話せば。」
蒼大が肩を抱き寄せれば、視線が突き刺さる。
「今年の秋に結婚する。」
「えっ?」
「おい、蒼大、打ち合わせしとけ。」
春馬さんの突っ込みに笑いが会議室に響く。
私の頬も更に真っ赤になっていく。
「兎に角、これからも宜しく。ほら、一花も。」
「宜しくお願いします。」
拍手が沸き起こり、下げていた頭を上げた。
渡部さんも嬉しそうに拍手をしてくれている。
「これで会議は終わる。一花、少し話がある。」
「はい。」
会議室から出ていく社員を見送る。
誰もいなくなった会議室に緊張が走る。
デジャヴのようだ。
「再会した日も私だけ残された。」
「言いたい言葉を伝えたくて残した。」
「っで?今日は?」
「一花、もう逃がさない。この先はずっと一緒だ。」
以前は悪魔の囁きのようだった。
今は最高に甘い囁き。
「蒼大、これから私だけを愛してくれる?」
「一目惚れした日からずっと………一花だけを愛してる。」
永遠の甘い囁きに変わっていた。
Fin


