『!!! やめろ!離せよ!』

だめだ。いやだ。
おねがい、叩かないで 殴らないで

『ハァッハァッ...うっっ』

あの暗い部屋でのいつものコウイがフラッシュバックする。
朝なのか、夜なのかわからないあの部屋の中で
私は何度も何度もコウイを受ける

「おいおい、泣くのかよ」
ゲラゲラゲラゲラ
「だったら始めから逃げるなっつう話だよなぁ」
「ったく、余計な仕事増やすんじゃねえよ」