ふと、俺は尊の事が気になり尊を探す。

すると、奏の膝から降り歩みを進める尊をとらえる。

奏の様子がおかしい。
微動だにせず、顔を赤くしていた。

こんな奏を見るのは初めてだ。

「奏、どうした。」

俺は未だに動かない奏にたずねる。

「あ、あぁ。.....尊が変だ。」

変、だと?

俺は再び尊の方へと視線を向けると、