綺麗に磨きあげられた長い廊下を歩いていく。 「そういえばぁ、椿さんたちいなくなぁい?」 「そうですね、先程から見当たりませんね。」 雫が周りを見渡しながら聞いてくる。 翠もそう思っていたようだ。 「用事があんじゃねぇの?」 夜は手を頭に当てながらどうでも良さそうに言う。 「二人揃って?珍しいんじゃない?」 「...コクン」