【完】愛して...


『.....なんでぇ?』ウルウル

翼に缶をとられ、涙目で翼を見上げる。

『つー君、私のこと嫌い?』ウルウル

翼は私の事が嫌いになったからこんなことするんだ。

「あ~あ、翼君泣かした~」

椿がにやけた顔で翼を見て笑う。

「きっ、嫌いじゃねぇ!」

『じゃあ、ちょーだい?』

私はコテン、と首を少し傾け手を差し出す。