私はあおの唇に舌を伸ばす。
ペロッッ
ん~!おいしっ!
すると、後頭部を押さえられ、あおと唇が重なる。
.....な、長いっっ!!
すると、口の中に何か入ってきた。
『(うわぁぁぁぁ、しっ、舌!?)....っ!!....』
心のなかであわふためく私。
『.....っっ!!...』
すると、あおの口の中に含まれていたらしいマタタビ酒が流れ込んでくる。
ゴクッ...ゴクンッ
ようやく、口が離れる。
『...ハァハァ』
肩で息をしている私とは逆にあおはすました表情で私の口端についた唾液を親指で拭いとる。
「うわぁ、濃厚ぉ~」
「まったく。尊がついていけてませんよ。」
雫と翠が何か言っているが頭にはいってこない。


