慰めてぇ~、と、依達に絡みに行く椿。
「尊、来い。」
声が聞こえて振り向くと、あお、雫、翠が私を見ていた。
私は呼ばれたので翼の膝からおりて、あおの元へと駆け寄る。
『あぉ~、抱っこ!』
両手を広げてあおを見る。
「か、可愛い~」
「普段の尊からは考えられない行動ですよね。」
何やら雫と翠が話してる。
私はあおに抱っこしてもらいあおの体にもついていたマタタビ酒を舐め取ろうとする。
「待て、尊。」
しかし、あおからストップがかかる。
すると、あおはコップに残っていたマタタビ酒を口に含んだ。
あおの唇にマタタビ酒がついている。
「ここにしろ。」
と、あおが唇を指差す。


