【完】愛して...


「なんや?また仲ようなって、わしだけ仲間外れやん。」

ふと、橘さんの声がして扉の方に顔を向ける。

そこには上半身裸でタオルを肩にかけて笑っている.....


.........グレーの髪色をした橘さんがいた。


グレーだ。

「これがわしの地毛や。クォーターってやつでな。」

クォーター.....


近くにくる橘さん。

『...さっきのより、似合ってる...』

先程の金髪より、こっちの方が違和感がない。
むしろ似合ってる。

そう、私が言うと、

「ほんまか?うれしいなぁ。」

と、ほんとに嬉しそうに笑みを浮かべる橘さん。