研究員たちが集まる控え室の片隅で、本田君とミライと三人でコーヒー片手に時間を潰していると、入口の扉が開いて所長が現れ、続いて局長が姿を現した!
(うわっ)
相変わらずのダブルのスーツで威圧感たっぷりだ。
「あー諸君。ちょっといいかね」
と局長が声を上げて中に入って来た。みんながパッと手を止めて局長に顔を向ける。
「原因究明の報告書は読ませてもらったよ。私が期待したレベルの物が出来ておる。二号機は残念だったが、一号機の成功は間違いないと確信できた。そこでだ」
と、局長がジロリとみんなを見回し始めた。
(なんですか?何を言い出すんですか?)
固唾を呑んで次の言葉を見守った。
「そこで明日の午後三時、公式の記者会見をここのホールで行う事にした。もちろん、テレビ局も呼んでの記者会見だ」
な、何だってぇ?
(テレビ局を呼んで記者会見っ!)
みんながざわつき始めた。そんな事したら、ますますミライの騒ぎが大きくなるじゃないですかっ!と、局長がニヤリと笑みをこぼして見回した。
「これで胸を張って公にできるぞ。抜かりのないよう、明日の昼までにきちんと準備をしておきたまえ。以上だ」
と振り向いて出て行く局長。ちょ、ちょっと待ってくださいよ~。と、本田君がパッと所長の元へ駆け寄った。
「いよいよ公表するんですね所長!」
と意外にも、意気揚々とした声の本田君。
(うわっ)
相変わらずのダブルのスーツで威圧感たっぷりだ。
「あー諸君。ちょっといいかね」
と局長が声を上げて中に入って来た。みんながパッと手を止めて局長に顔を向ける。
「原因究明の報告書は読ませてもらったよ。私が期待したレベルの物が出来ておる。二号機は残念だったが、一号機の成功は間違いないと確信できた。そこでだ」
と、局長がジロリとみんなを見回し始めた。
(なんですか?何を言い出すんですか?)
固唾を呑んで次の言葉を見守った。
「そこで明日の午後三時、公式の記者会見をここのホールで行う事にした。もちろん、テレビ局も呼んでの記者会見だ」
な、何だってぇ?
(テレビ局を呼んで記者会見っ!)
みんながざわつき始めた。そんな事したら、ますますミライの騒ぎが大きくなるじゃないですかっ!と、局長がニヤリと笑みをこぼして見回した。
「これで胸を張って公にできるぞ。抜かりのないよう、明日の昼までにきちんと準備をしておきたまえ。以上だ」
と振り向いて出て行く局長。ちょ、ちょっと待ってくださいよ~。と、本田君がパッと所長の元へ駆け寄った。
「いよいよ公表するんですね所長!」
と意外にも、意気揚々とした声の本田君。

