琢斗ー!



「…み!…七海!」

バッ!

え…?

「…お母…さん?」

「大丈夫?涙なんか流して。琢斗君と何かあったの?悪い夢でもみたの?」

「…ゆ…め?」


わたしは部屋のカレンダーに目を向ける。


「お母さん、今日何日?」

「何言ってんの、15日でしょ?あんた、ミホちゃん達と江ノ島行くって言ってなかった?」


時計は、7時。

スマホの日付もやっぱ、15日。


じゃ…あれは。


はっ!