それでもあたしの心は弘樹に揺らぐことはなかった。
弘樹の顔が近づいてくる。
キスにはもう馴れた……はずだったのに、あたしの脳裏に陸人の笑顔が蘇って来た。
その瞬間あたしは弘樹の体を突き飛ばしていた。
弘樹は驚いた顔であたしを見ている。
脳裏にはまだ陸人の笑顔が貼りついていて離れてくれない。
「なんだよいきなり!」
突き飛ばされた弘樹が徐々に顔を赤くしていき、あたしを睨み付けて来た。
この部屋の中での主導権は弘樹にあると言っても過言ではない。
弘樹に逆らえば複製機を使わせてもらえない。
そんな事、分かっていた。
それでもあたしはキスさせることができなかったんだ。
「やっぱり無理。キスなんてできない」
キッパリそう言い切ると、弘樹は唖然とした表情を浮かべた。
「なに言ってんだよ今更。今までだって散々――」
「やめて!」
弘樹の顔が近づいてくる。
キスにはもう馴れた……はずだったのに、あたしの脳裏に陸人の笑顔が蘇って来た。
その瞬間あたしは弘樹の体を突き飛ばしていた。
弘樹は驚いた顔であたしを見ている。
脳裏にはまだ陸人の笑顔が貼りついていて離れてくれない。
「なんだよいきなり!」
突き飛ばされた弘樹が徐々に顔を赤くしていき、あたしを睨み付けて来た。
この部屋の中での主導権は弘樹にあると言っても過言ではない。
弘樹に逆らえば複製機を使わせてもらえない。
そんな事、分かっていた。
それでもあたしはキスさせることができなかったんだ。
「やっぱり無理。キスなんてできない」
キッパリそう言い切ると、弘樹は唖然とした表情を浮かべた。
「なに言ってんだよ今更。今までだって散々――」
「やめて!」



