「もちろんいいよ。いつがいい?」


「今日の放課後」


「わかった。複製機は俺の家にあるんだけど、いいよな?」


放課後家に来いと言っているのだ。


家までついて行くとなにか危険な事があるかもしれないと思い、一瞬弘樹を睨み付けた。


でもきっと大丈夫だ。


弘樹の家に行くことを他のクラスメートたちに伝えておけばいいんだ。


なにかあったらすぐ陸人やマナたちに連絡を入れる。


あたしは頭の中でそう考えて、「いいよ」と、頷いたのだった。