魔物の液体は複製機を利用した人間の怒りや憎しみでできている。


それらがすべてマキへ戻ってきているのだ


液体は簡単にマキを解放することはないだろう。


マキの性格を考えると、一生このままかもしれないという予感もあった。


俺はマキの体をベッドへと移動した。


呼吸はある。


だけど、本当にそれだけになってしまったマキに俺は愕然としたのだった。