☆☆☆
朝からとても気分が良かった。
天気はいいし朝ご飯は美味しいし。
ただ、ちょっとだけなにかが足りないなって感じてた。
それがなにかわからなかったんだけど、前方を歩く友人の鞄に付けられているぬいぐるみを見てピンと来た。
「ナオ! それ頂戴!」
おはようの挨拶もすっ飛ばしてあたしは山崎ナオへ向けてそう言った。
ナオは驚いた顔で振り返る。
相変わらず、化粧けのない幼い顔をしている。
それに比べてあたしは朝から化粧もバッチリ。
歩けば誰もが振り返るお姉さんになり切っている。
「マキ。おはよう」
ナオはゆるりと笑顔を浮かべた。
朝からとても気分が良かった。
天気はいいし朝ご飯は美味しいし。
ただ、ちょっとだけなにかが足りないなって感じてた。
それがなにかわからなかったんだけど、前方を歩く友人の鞄に付けられているぬいぐるみを見てピンと来た。
「ナオ! それ頂戴!」
おはようの挨拶もすっ飛ばしてあたしは山崎ナオへ向けてそう言った。
ナオは驚いた顔で振り返る。
相変わらず、化粧けのない幼い顔をしている。
それに比べてあたしは朝から化粧もバッチリ。
歩けば誰もが振り返るお姉さんになり切っている。
「マキ。おはよう」
ナオはゆるりと笑顔を浮かべた。