☆☆☆

翌日目が覚めたときには太陽が高い位置にあった。


昨日は朝方まで寝付く事ができなかったせいで、完全に寝坊をしてしまったようだ。


スマホで時計を見た瞬間脱力する。


今日はもういいや。


このままサボってしまおう。


そう思い、ノロノロと布団から起きだした。


キッチンへ下りて行くとテーブルの上にあたしのお弁当が準備されていて、申し訳ない気分になった。


お弁当の上には『体調が悪いようなら休みなさい』と、お母さんのメモ書きが置いてある。


いつまでも起きないあたしを心配してくれたんだろう。


あたしはテレビを付けてお弁当を広げた。


その香りに急激にお腹が空いてくるのを感じ、すぐに食べ始めた。