浩二さんとピエールは、廊下に出ました。


立っていたのは、シャル


「ピエールが、君を守ってくれる。今までのようにね。彼を信じてくれ。」


シャルの頬にも小さなキスをした。

とたんに赤みのさす頬

(いつも冗談で有美ちゃんにしては、ボコボコにされる浩二さんのキスも、この場合は魔法のキスのように思えます)


「よし、行ってくる!ピエール、出来る限りの情報を持って帰るよ。まずは、6年前に設定してくれ」

「わかりました。私が事故に会った頃に設定します‥」


「じゃ、行ってくるよ」

「こちらは、任せてください!」



浩二さん、笑顔のままゲートの中へ‥