どうだ!とでも言いたそうに琥珀が言う。

「なんとかするか。…あ、女の子の友達いないの?男三人は嫌だし」

「女、ねぇ。あ、華子とすごく仲良くなりそうな子がいるよ」

「そんじゃあ、その子と俺の親友にしよう」

「やった、いつ紹介してくれる?」

雑誌を横に置き、私は琥珀の方を見る。

「まだ良く分からないけど、多分2週間以内には」

2週間、か。
長いようで、短そうだ。

私は嬉しさ半分、戸惑い半分でその時を待った。