「次は、契約について。簡単に言うと、妖怪使いの技でもある」

「じゃあ、今すぐできる?」

「これは難しいから、やり方を覚えないと無理。じゃあ、俺と契約するつもりでやろう」

覚える事が多すぎて、疲れる…。
小さく溜息をついたが、それに気づかずに琥珀は淡々と話を進める。

「この刀を使ってやる。普通の人には見えないから、いつも持ってて。じゃあ、説明するね…」

琥珀の話は長いから、まとめると。

まず、刀の持つ所を自分で持ち、刃の方を相手に持たせる。
少しでも仲間になる気が無ければ手が切れるらしい。

そして、「我、朝霧華子と契約せよ」と言って、相手が頷けば契約完了。

頷かなければ相手は切れて終了。
自分より妖力が強いと切れない。

だ、そうだ。