「先代妖怪使いが死ぬと、朝霧家の10〜20歳の女が妖怪使いになる」

「だから、私?でも、他にもいるけど…その年齢の人…」

「実は、初めから決まってるんだ。誰がなるか」

あ、そうなの?

「そして、華子は100代目の妖怪使いだ。先代に比べたら、妖力も高い」

「妖力?魔法見たいな?」

「そんなもんかなぁ〜。後で説明するからね」

だいたいわかって来た。
私は100代目妖怪使い。先代は、ひいおばあちゃんで、死んでしまったから私が妖怪使いになった。

「あのさ、妖怪使いの事は分かった。でも、貴方は?名乗って」

「あ、ごめん。俺は琥珀。妖怪使いの案内人だよ。説明が一通り終わったら俺は華子に従うから」

おお、簡単に済ませたな…。

「そう、じゃあ琥珀。最初から妖怪は私に従うの?」

「まさか。まあ、初代はそうだったけどねぇ。契約するんだよ」

「契約…。どうやって」