「坂下。」


「ん?」


「次は、私優勝するから」


「おう!」


「だから、家でやってる素振りのメニュー教えてよ」


「げっ、なんで知ってるんだよ」


「そのまめで隠しきれたと思ってるの?」


「えっ!さやか笑った?!」


「なによ、笑っちゃダメなの?」


「いや、そんなこと言ってねーよ。」


「逆に坂下はずっと笑ってるよね」


「そー?」


「私が見てるときはずっと笑ってるよ?」


「…それは、さやかがこっちずっと見てるから」


「え?!」


「ずっとみられたらはずいじゃん」


「え、え。なんかごめん」


「いーよ。そのかわりこれから俺もずっと見てるから」


「へ?」