出たら?という視線を向ける



「はぁぁ……」



長いため息をつきながら私から離れた速斗



『ふぅ』



数分して戻ってきた速斗



後ろには南先生もいた



「麗美〜!」



ぎゅーっと私を抱きしめた南先生



『あ、え?』



速斗を呼びに来たんじゃないの?



「さっ!速斗なんか置いて行きましょ?」



そのまま私だけを連れて行こうとする南先生



『み、南先生?速斗、呼びに来たんじゃないんですか…?』



「んぁ?速斗?速斗なんかどうでも良いのよ」



「おい。弥生。」



「なによ?あ、麗美は貰ってくから」