なにかを引き止めておきたい…。そんな感じで強く抱きしめられた



……もしかして…



『居なくなると思った…?』



目を見開いた速斗



「……怖いんだよ…。」



ポツリポツリ話始めた速斗



「麗美がずっと起きなかったあの時から…。お前がいつかどこか遠く離れて行きそうで…」



弱々しい速斗を見て無意識に抱きしめていた



『居なくならないよ。私はここにいる』



…速斗のトラウマにしてしまったんだね…。



『ごめん…』



そう言ってしばらく抱きしめあってた



はっとした時にはもう9時過ぎ…



『…遅刻…』