断言するように言った



『そ、そんな事…』



「食べれないんだろ?」



見透かすような視線を私に送る速斗



これ以上は…誤魔化せない…



『……うん…』



「…そうか。また、栄養剤か?」



『え…?』



“また”?



前も栄養剤使ってたって事…?



でも、思い当たるフシはある



颯が栄養剤を出す時も…颯はやっぱりダメか…って言ってた



「…麗美、ちょっと待っててな?」



それだけ言ってキッチンの方に入ってしまった



数分すると鼻を掠める良い匂い



それから少し経つとキッチンからお皿を持って出てきた速斗