今日何度目かわからないため息を付き教室に入る



うるさかった教室が一瞬で静まり返りザワザワし始める



大方私の悪口だろうけどね



それらを気にも留めずスタスタと自分の席に座る



机の中を見ようと思ったけど…止めた



だって、下駄箱があんだけ酷かったらこっちも酷いに決まってるし



そんな事考えてると派手なパンダメイクの女達が近寄ってきた



「ちょっと良いかしら?」



明らかに気の強そうなリーダー格であろう女



『なに』



面倒くさいと思いながらも一応返事をする



「アンタよく来れたわね?」



『それが?』