あぁ。もう。いったい速斗はどれだけ私に嬉し涙を流させる気なんだろう…。



「お前はちゃんと愛されてるんだからな?速斗は勿論。俺や弥生だって」



『……っ…もぅ…颯のバカ。私嬉しくてどうかしちゃいそう…』



「ちゃんと言わないとお前すぐどっか旅にでも行こうとするから」



『旅って…。ふふ』



「皆お前のその笑顔が好きなんだぞ?」



『え…?』



「颯ー!終わった?」



「あぁ。終わった」



待ってましたと言わんばかりに弥生が扉を開ける



「さ、麗美、話しましょ!」



『うん』