「悪かったって。そんなに睨むな」



処置が終わって颯から病室をを聞き出し走る



看護師が走るなって叫んでいたがお構いなしだった



本郷麗美の文字が書いてある病室を見つけて少し息を整えて中に入る



『…麗美』



静かな部屋に眠っている麗美



顔だけ見れば普通に寝ているように見えなくもない



でも…やっぱり少し青ざめているようにも見えた



『……なんで、庇ったんだよ…』



誰も答えてくれないのはわかってたけど言わずには言られなかった



手を握る



少しひんやりしていた麗美の手



……そのままはやくも2週間が過ぎた