麗美side



目を開けると白い空間



私の服も全部白



『……ここ…どこ…』



なんて言っても私はこの場所を知ってる



その時部屋のドアがなんの前触れもなく開いた



そこには予想していた人物



『……神谷…』



「やだなぁー?昔みたいに咲兄って呼んでよ?」



不敵に笑った神谷に鳥肌が立った



なにが咲兄だよ…



…兄みたいな存在だったらあんな事普通しない



「麗美…」



そう言って近づいてきたヤツを心底気持ち悪いと思ったけど…私は避けるのを許されない…。



軽いリップ音が響く



……気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い…っ