顔色が真っ青であろう俺を見て颯が宥める



細かく状況を説明する



俺が……俺が麗美から目を離したから……。



「…そうか。まずは動きのあった族と組を速斗は当たれ。ハッキングでできる所まで割り出せ」



確かに麗美なら族や組に狙われる危険性は非常に高い



『わかった。』



持ち歩いているパソコンの電源をつけハッキングしていく



数分やっていると…



『…あった…』



麗美を拐ったのは神谷組



『これは…不味いことになったな…』



神谷組は麗美が華龍に入る前捕らえられていた組



……麗美にとっては恐ろしいものでしかない…。