暗闇の中の少女

「あーっ!いたー!!探したんだからね!!」



ズカズカ屋上に入ってきたのは



「邪魔すんな。弥生」



「何を……えっ?!」



暗くて見えなかったのか速斗の腕の中にいた私を見て驚きの声を上げる



「え、なに?2人って……」



付き合ってるって言おうとしたけど私達って互いに好きって言い合っただけ…。



付き合ってるの…?



そんな疑問を持ちながら速斗の顔を見る



「付き合ってる」



なんの躊躇いもなく言い切ってくれた速斗にほっとする



これで付き合ってないって言われたら私立ち直れないかも……。