「麗美?」



『…ん?』



私、小さなきっかけでどんどん思い出してる



なんか、だんだん怖くなる…



今は楽しかった記憶しか思い出してないでも…白龍の皆に最初向けられた視線…あれは…憎しみ……。




多分それがどこかで思い出したくないって鍵をかけてる



「麗美、冷めるぞ?」



『あ…う、うん』



自分の世界に入り込み過ぎて速斗がいるのすっかり忘れてた



……もう一つ思い出したのは…



「麗美、食ったら行くぞ」



『う、うん』



速斗に対しての気持ち



「どうした?熱でもあるのか?」



『な、ない!』



「そーか?」